舌っ足らずでもいい、ブレない。

9月16日。オープンしたての家電量販店「ヨドバシAkiba」を歩く。秋葉原にこんなに人がいたのかと目を疑いたくなるくらいの、たっくさんの人、熱気、歓声。この街で久々に感じたワクワク・ドキドキ感。【ココに来れば何故か買い物したくなる】そんな店のコンセプトが伝わってくる。昔の秋葉原にゃ、そこらじゅうにあった、感覚。

9月16日。東京ゲームショウ2005の基調講演で、任天堂の岩田社長が同社新ゲーム機「レボリューション(仮)」の専用コントローラを発表した。ゲームソフトの話じゃなく、リモコン型コントローラの話。ただひたすら「ゲーム人口を拡大するにはどうすればいいか」とその答え、を語った45分。一見、面白くなさそうで、ところがどっこい。目からうろこだった。世界の大企業と言われても、飽くまでココは任天「堂(=人々の集まる建物)」。企業よりも人。社内の技術ありきじゃなく、飽くまでお客様の【ワクワク・ドキドキ】を掘り下げる。

9月16日。小泉党の圧勝に終わった虚しさをバネに、民主党が踏ん張っている。小泉さんは兎にも角にも【郵政民営化】。それなくして、改革なし。旧来の自民党をぶち壊すことで、すべてが改革できる。共産党社民党も善戦する一方、民主党には小泉さんのような「夢追人」が現れず、惨敗。コンサバな亀井旧自民党国民新党)を追い出した小泉新自民党が【小さな政府】、庶民派共産・護憲派社民党が【大きな政府】を目指すのなら、民主党は何を目指すのか。テレビで誰かが言っていたが、労組を基盤に年金改革と学校改革ならば、【中くらいの政府】、それを堂々追い求めればよいではないか。2大政党を謳うのならば、「どっちつかず」というのだけは、避けねばなるまい。

大勝した小泉さんの座右の銘は「無信不立(信無くば立たず)」。

大事なことは、【何か】を信じる心。人というのは、そういうもの。