#025「空に星が綺麗」斉藤和義

空に星が綺麗


「ギター1本でもこれだけのことができる」という感じの、まさに弾き語りのお手本のようなストローク
…と、ずっと手元にあるスコアで紹介されてる名曲。
いとしのサザンを含めても、おそらく我が人生の名曲ベスト5に入ります。


CDジャケットがチャルメラ風味なんよね。
当時、明星チャルメラのCFソングだったから。
確か僕もそのCFで知って、すぐCD買いに行ったんじゃなかったっけか。


今時、たった2分38秒。
この短い楽曲に、今までどれだけの勇気をもらったか!


「口笛吹いて歩こう 肩落としてる友よ♪」


何とも言えぬほど味わいある和義さんの歌声が、歳を取れば取るほど心に刺さる歌詞が、手拍子がやけにリズミカルな間奏が、そしてコミカルなほど哀愁のメロディが、歳を取るごとに弱くなる涙腺を刺激します。
たとえばキレイ、じゃなくて、綺麗、なんだよね。そういうところ。ヤラれます。


あと音楽的にも、もの凄いセンスあるんだよね。
Aメロ入り口G→Dだけど次がG→F#m7♭5とか(カポ2でお願いね)。
2番の「口笛吹いて〜」の拍のずらし方とか、コーラスワークとか。
いや、別に才能ある人にゃ何てことないんだろうけど、僕からすればメチャクチャ、カッコいいわけで。


「あの頃の僕らには 守るものなどなくて
 夢ばかりこぼしては いつも暇を持て余してたね」


…でも。


「あの頃の僕ら今 人に頭を下げて
 笑ってはいるけれど 目に見えない涙こぼれるね」


…でも。


「誰も悪くはないさ きっとそういうもんさ」


何かいろいろ悩んでた高校時代も、そして今日の帰りの夜道でも、繰り返し繰り返し聴いてたんだけど。


「口笛吹いて歩こう 空には星が綺麗」


なんだ、それで十分じゃないかっ! …ってね。

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