重要だよ、ネ。

「光陰矢の如し」とはよく言ったもので、新(会計)年度になりました。
以前「カネなし コネなし いきなり社長」という本に紹介されたことがあるけれど、実際経営をしていく上で「カネ」も「コネ(クション)」も、物凄く重要であることを痛感しています。
これは経営というよりも、どんなお仕事でもきっと同じことだと思いますが、「仕事」において、はたまた「生きていく」上において、重要なのはそれだけじゃないこともまた、痛感しています。


まずは「タネ」。
英語で言えばseedsとかになるんでしょうけど、仕事の種なんて、実はそこら中に落ちていると思うんです。
大事なのはその中から、「どれか」を「誰か」が拾って育てる、その行動力にあると思うんですね。
イデア出すのは誰でもできる、じゃあそれをやるのは誰だ?
いつもそんなところで、足踏みしている自分がいます。


そして「マネ」。
独創的なビジネス、とか、市場のパイオニア(先駆者)、なんて、良く言いますけど。
まったくの独創というのは、ありえないとこの頃思ってます。
成功している人ほど、既に成功している誰かを真似して、今より状況が良くならないか、と常日頃から格闘しているように思います。
我が敬愛する桑田佳祐さんも、ビートルズからクラプトンからミスチルからケツメイシから美空ひばりから浪曲からオッパッピーまで良いところを「パクって創造」しているわけでありまして(笑)
どれだけ真似したかってことはつまり、どれだけ人生経験を積んだかということでもあると思います。
まだまだ、私には足りません。


そして最後に「ムネ」。
思い悩んだとき、手を当ててじっくり考える場所です。
かつてホリエモンが絶好調だったころ、私も彼に憧れを抱きながら、ビジネスを考えていました。
いつか自分も上場して売り抜けてやるー、なんて。
会社は社員でも役員のものでもない、株主のものだー、なんて(爆)


でもいろいろやってみて、やっぱり思うことは、会社は「人」なんですね。
税務対策の書類上の会社(ペーパーカンパニー)でない限り。


社員もそう、取引先もそう、応援してくれる人も、商売敵となる人もそう。
あらゆる人に支えられて、会社がある。
人は当然、誰のものでもない。
だから会社も当然、私のものでも誰のものでもない。
(利益を分配すると言う意味で、その利益は株主のものであると思いますが)


会社も、ひいては社会も「人」なんだと、思います。
人と付き合うということ、これほど難しくて、楽しいこともありませんね。


新年度にあたり、自らの旨を再確認し、新たな挑戦へ向かいます。