28歳。

まだPCは修理中。

おかげさまで27年の人生を終え、28年目の人生を歩み始めた。
いつもこの日を迎えると、うじうじとこれまでの1年を反省して同じことをつらつら決意してたのだが、今回は違うぞっ!

奇しくも数日前からパソコンが故障。
すべてのデータをインストールし直して、綺麗サッパリの身になったってもんだ。

私には昔から、何かを残してその状態に満足する「完璧主義」的なきらいがある(と自覚している)。
だからどんな理由であれ、すべての過去を放棄する「再インストール」だなんて破目に陥るとは、絶対に解せないのである。

が、今日ばかりはちと違う!

2日がかりで復旧作業を続け、少し先が見えてきた段階の今、どうしても拾えない過去データは潔く捨て、本当の意味でのスタートラインにようやく立てた気がする。

過去と峻別したわけではない。
ただ極端に言えば、過去などどうでもいい。今と比べれば。
刹那主義になったわけでない。
ただ極端に言えば、今などどうでもいい。また来る明日と比べれば。

今、多分に感化されている坂本龍馬竜馬がゆく)。
物語の中で彼が発する一言一言に逐一頷くばかりであるが、唯一つ、どうしても譲れない。

「たとえ目的が成就できなくても、その目的の道中で死ぬべきだ」

いや違う。死んではダメだ。
病気だろうと戦争だろうと何だろうと、死んだら終わり。
死んだが負けだ。

生きろ! なんて言わない。死ぬな!
勝て! なんて言わない。負けるな!
頑張れ! なんて言わない。諦めるな!

過去の想い出は大事な想い出。
また新たな素敵な想い出と出逢うため、友よ自分よ、明日も死ぬなよ!!

…というわけでパソコンの起動が超早くなった。
軽い身のこなしで、28年目をゆく。